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建築とは何か?建築入門への最初の1冊
「人類と建築の歴史」(藤森照信 ちくまープリマ新書)
建築の面白さがわかるこの1冊。実は私が建築が面白いなと思った最初の1冊でした。
この本は、なぜ人類が建物を建て、そしてどのような目的で世界各地の建築は発展してきたのかという、建築の起源から現在の建築そして未来への建築の問題について語られています。建築に全く興味のない人でもすんなり読める1冊です。
建築家はなぜ建築をデザインするのかを考える本
「建築の大転換」(伊東豊雄/中沢新一 筑摩書房)
建築家はなぜ建築をデザインするのか。ハウスメーカーやゼネコンなど経済効率の面を考えば、それらの方が安上がりで済み良さそうにもおもえますが、建築家は建物に対して長い時間と労力を費やして建築をデザインします。その建物の利用者からすれば建築家のデザインの意味が分からなくても、建築家たちはその利用者達の無意識の内に内在された、明示値ではない暗黙値の領域で設計しています。その我々建築利用者の無意識のうちに内在された建築の領域を垣間見るのに良い1冊です。さらにこれを読めば街にある建築を批判できるような目を持つことができます。
現代建築の問題とは何かを問う本
「OURS TEXT 未来の住人のために」(伊東豊雄/北山恒/隈研吾/小嶋一浩/妹島和世/内藤廣/山本理顕 nobody)
現代建築の問題点。最低限の建築リテラシーを知れる1冊。
なぜそのような建築デザインなのか、そのデザインに何の意味があるのか考える本
「図面でひもとく名建築」
「なぜあの建築は奇抜なデザインをしているのか」、「なぜあんな見たことのないような斬新な形なのか」、「この形・デザインに何の意味があるのか」。演習形式で、様々な建築の図面を見ながら考える本なので、建築の形に対する考える力を養うとともに、いざ建築デザインをするときに役に立つ本です。
+α建築を学ぶ上で欠かせない歴史本
「日本社会の歴史」
建築の本ではありませんが、日本史を知るのに最高の1冊。この本の特徴は何といっても、その時代を生きた庶民からの目線で描かれていること。つまり時代背景がより”リアル”に浮かび、日本史の知識が全くない人でも継続して読めます。実際高校で日本史を専攻しなかった私でもすんなり読めました。建築学生におすすめ。