群馬県の美術館・有名建築めぐり/おすすめ建築一覧【11選】エリア別に紹介!!!

群馬県のおすすめ建築を市別に紹介します!! 

高崎市

群馬音楽センター

基本情報

所在地〒370-0829 群馬県高崎市高松町28-2
アクセス「高崎駅」西口より徒歩10分
見学時間8:30〜17:15
休館日月曜日(祝日の場合翌日休館)、12月29日〜1月3日
見学方法入り口正面事務所にて申請
ホームページhttp://www.takasaki-foundation.or.jp/center/

設計者

アントニン・レーモンド

建築概要

群馬音楽センターは、アメリカ人建築家アントニン・レーモンドの設計により1961年に竣工しました。

敷地は高崎城の跡地で歴史的にも当時の人々から創造精神ある音楽、映画、歌舞伎の上演が可能な施設が求められました。

しかしオーケストラ、オペラ、歌舞伎の全てを行うに設計されたホールは世界探しても前例はありませんでした。しかも低予算で耐火、耐震性能を備えなければなりません。

そこで設計者のテーモンドは数年間の試験ののち、経済的な折半構造をを採用し結果軽やかで大空間を実現しました。

またオーケストラ用の反射板などステージに必要な装置を垂直に格納するのではなく、広い敷地を生かして水平に収めています。

建物の中で折半構造の広がりと高さが最も大きくなるエントランスホールは、アーチ断面がそのまま正面ファサードとしてガラスにより立ち上がることで、レーモンドによるホールに描かれた絵画とホール内部からの連続的な空間の広がりが外から視認できるようになっています。

群馬県立近代美術館

基本情報

所在地〒370-1293 群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内
アクセス「高崎駅」より「市内循環バスぐるりん群馬の森線(9系統または10系統または岩鼻線15系統)」に乗車し、「群馬の森バス停」下車
開館時間9:30〜17:00(最終入館は16:30まで)
休館日月曜日(休日の場合翌日休館)、12月17日〜1月15日、展示替期間
入館料一般:300円、大高生:150円、中学生以下:無料
ホームページhttp://mmag.pref.gunma.jp/

設計者

磯崎新

建築概要

「群馬県立近代美術館」は1974年磯崎新氏の設計により竣工しました。

1.2mを基準とした立体格子フレームを基本構造とし、増殖可能なものとして設計されました。

実際に外壁のアルミパネルやガラス面は一辺1.2mのグリッドを基本とし、エントランスホール壁面、床面の大理石パネルは60cm、床タイルは15cmと1.2の立方体を基準に構成されています。

この増殖する立方体は1994年のシアター棟、1998年現代美術棟増築時もこれを基本として設計されました。

群馬県立歴史博物館

基本情報

所在地〒370-1207 群馬県高崎市綿貫町992-1
アクセス・「高崎駅」より「市内循環バスぐるりん群馬の森線(9系統または10系統または岩鼻線15系統)」に乗車し、「群馬の森バス停」下車
・「群馬県立近代美術館」より徒歩1分
開館時間9:30〜17:00(最終入館は16:30まで)
休館日月曜日、年末年始、展示替期間
入館料一般:300円、高大生:150円、中学生以下:無料
ホームページhttps://grekisi.pref.gunma.jp/information/

設計者

大高正人

藤岡市

鬼石多目的ホール

基本情報

所在地〒370-1401 群馬県藤岡市鬼石158
アクセス「新町駅」より日本中央バス奥多野線「万場行」に乗車し、「本町バス停」下車徒歩7分
見学時間9:00〜17:00
休館日月曜日(休日の場合翌日休館)
ホームページ藤岡市ホームページ

設計者

妹島和世建築設計事務所

建築概要

「鬼石多目的ホール」は旧鬼石町の鬼石中学校跡地に建てられました。設計は妹島和世建築設計事務所によるもので、敷地全体にフラクタルなガラス曲線で構成された平屋の建物が特徴です。

建物は体育館・運動ジム、ホール、事務室の3つの分塔からなり、鬼石町のランドスケープを損なわないように、1階の低層に抑えられています。

そのため体育館とホールは、それぞれの諸室の必要天井高に合わせて地面から掘り下げて設計されています。

建築自体はガラスとコンクリートの近代的な素材ですが、建築内外を遠くまで見渡せる透明度の高い建物が、周囲の山々の風景に限りなく同化しています。

前橋市

臨江閣

基本情報

所在地〒371-0026 群馬県前橋市大手町3-15-3
アクセス・JR「前橋駅」より群馬中央バス「新前橋駅西口行」に乗車し(10分)、「遊園地坂下バス停」下車徒歩5分
・「るなぱあく・臨江閣前バス停」下車すぐ
開館時間9:00〜17:00(最終入館は16:30)
休館日月曜日(祝日の場合翌日休館、)12月29日〜1月3日
入館料無料
HPhttps://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/kyoiku/bunkazaihogo/gyomu/3/4/5123.html

白井屋ホテル

左上:本館ファサード 右上:レセプションより1階ラウンジと客室へ続く螺旋階段 左下:本館入口より新館を眺める 下真中:本館吹き抜け 右下:ラウンジバー

基本情報

所在地〒371-0023 群馬県前橋市本町2-2-15
アクセス・JR両毛線「前橋駅北口」より徒歩11分 
・上毛電気鉄道「中央前橋駅」より徒歩6分
・「アーツ前橋」より徒歩1分
レストラン営業時間モーニング 7:00-10:00(LO 9:30、前日19:00までに要予約)
ランチ 11:30-15:00(LO 14:30)
ティー 15:00-17:00(LO 16:30)
ディナー 17:00-22:00(LOフード 20:00 ドリンク 21:30 )
休業日年中無休
HPhttps://www.shiroiya.com/

設計者

藤本壮介建築設計事務所、レアンドロ・エルリッヒ、ジャスパー・モリソン

建築概要

「白井屋ホテル」は藤本壮介建築設計事務所の設計により2020年5月に竣工し、2020年12月にオープンしました。白井屋ホテルの前身である「白井屋旅館」は今から300年以上前の江戸時代に創業し旧宮内庁の御用達でもありましたが、2008年に廃業しました。やがてマンション再開発による取り壊しの危機にありましたが、2014年田中仁財団による「前橋プロジェクト」のもとホテルを再生する機運が高まりました。

プロジェクトに際して藤本壮介建築設計事務所と芸術家のレアンドロ・エルリッヒ、プロダクトデザイナーのジャスパー・モリソンのボランティアの設計により2017年7月より改修・新築工事がなされました。

「馬場川通り」に面した既存の建物北側の搬入スペースと西側の建物を取り壊し、新にテナントや客室が入る新館が建てられました。新館のボリュームは芝生の丘になっておりずっと前からそこに存在していたかのような佇まいです。本館は既存の柱・梁を残して新たに開口や床の増改築が行われました。特に天井には新にトップライトが設けられました。

アーツ前橋

基本情報

所在地〒371-0022 群馬県前橋市千代田町5-1-16
アクセス・JR「前橋駅北口」より徒歩10分
・上毛電気鉄道「中央前橋駅」より徒歩5分
・「白井屋ホテル」より徒歩1分
開館時間10:00〜18:00(最終入館は17:30)
休館日水曜日
入館料企画展示による
HPhttps://www.artsmaebashi.jp/

設計者

水谷俊博建築設計事務所

太田市

太田市美術館・図書館

基本情報

所在地〒373-0026 群馬県太田市東本町16-30
アクセス太田駅より徒歩1分
開館時間10:00〜20:00(日曜・祝日は18:00まで)
休館日月曜日(祝日の場合翌日閉館)、12月29日〜1月3日
ホームページhttps://www.artmuseumlibraryota.jp/

設計者

平田晃久建築設計事務所

建築概要

「太田市美術館・図書館」は複合文化施設として平田晃久建築設計事務所によって設計されました。また建築家だけではなく市民や専門家を交えたワークショップでゾーニングやプランニングを検討し、市民に開かれた施設となっています。

敷地は太田駅北口の目の前で、5つの鉄筋コンクリートのラーメン構造体が配置されています。そこには児童図書コーナーや閲覧室、ホール、展示室、事務室、トイレが収められ、その周りを連続的なスロープで結ばれています。

また連続するスロープは時折屋外へとつながり、建築の屋内外を曖昧にし図書館全体のランドスケープを生み出しています。スロープ斜面には植栽も植えられ、緑の中で本を読むことができます。

館林市

館林市民センター〈館林市中部公民館〉(旧館林市庁舎)

基本情報

所在地〒374-0029 群馬県館林市仲町14-1
アクセス「館林駅」より徒歩7分
開館時間9:00〜22:00(コロナウイルスにより詳細不明)
休館日日曜日、12月28日〜1月4日
ホームページhttps://www.city.tatebayashi.gunma.jp/k002/index.html

設計者

菊竹清訓

建築概要

「館林市民センター」は「館林市庁舎」として菊竹清訓氏の設計により1963年に竣工しました。

建物は北西と南東をトイレ・エレベーター、北東と南西を階段・ダクトを収めたコアを四隅に配置し、その対角線の交点を中心に東西南北に柱が十字状に並んでいます。さらにコアとコア、柱間に巨大な梁を設けるための梁間階を2階と3階の間に設けています。梁間階は書庫や雑品庫として使われてました。

菊竹さんによると、建築が人間生活を支持・拡張するとされるテクノロジカルアプローチ(「かた」)には目的、支える、結びつける機能の3大機能があるとされています。

館林市庁舎の場合はその、議会の機能、管理の機能、市庁事務の3つの機能があるとされ、都市の発展により、特に市民と接するカウンタースペースは増殖が必要な機能であり、将来の増設による荷重設計を見込んで巨大な梁が設定されています。

みどり市

富弘美術館

基本情報

所在地〒376-0302 群馬県みどり市東町草木86i
アクセス・わたらせ渓谷鉄道「神戸駅」より、みどり市東町路線バス美術館線または沢入線に乗車し、「富弘美術館」下車
・わたらせ渓谷鉄道「神戸駅」より徒歩1時間
バス時刻表
開館時間9:00〜17:00(最終入館は16:30)
休館日・12月〜3月末日:月曜日(休日の場合翌日休館)、12月26日〜1月4日
・4月〜11月末日:無休(展示替期間を除く)
・展示替期間
入館料大人:520円、小中学生:310円
ホームページhttps://www.city.midori.gunma.jp/tomihiro/

設計者

aat +ヨコミゾマコト建築設計事務所

建築概要

「富弘美術館」は2002年、aat +ヨコミゾマコト建築設計事務所が設計者として、1200を超える国際コンペの作品の中から、公開型プロポーザル方式によって選定されました。

美術館の特徴は52m四方の正方形の中に5m〜16.4mの33個の円が接して配置されています。

通常のホワイトキューブでは、部屋ごとに目玉の作品を恣意的に展示することになり、作品同士にヒエラルキーが生じてしまいます。

しかし円の展示室は接しているので、円の中にいる鑑賞者は、境目のない360度連なった壁の作品が、それがどこまでも四方に広がっていくかのように展示室越しに垣間見え、目に入った作品を設営者の思惑に誘導されることもなく本意で作品を鑑賞することができます。 

そして接して集まった円を52m四方の正方形によって切断されています。切断によって各円柱の断面が長方形として現れ、敷地の東側に対しては目の前の草木湖のシーンを切り取り、南側の駐車場にはエントランスとして来場者を迎え入れ、西側の道路には美術館の搬入導線のスペースとし、北側は維持・管理のしやすい収蔵庫や機械室としてプランニングされています。

桐生市

県立群馬昆虫の森 昆虫観察館

基本情報

所在地〒376-0132 群馬県桐生市新里町鶴ヶ谷460-1
アクセス上毛電気鉄道「新里駅」より徒歩35分
開館時間9:30〜16:00(最終入館は15:30)
休館日月曜日(祝日の場合翌日休館)、年末年始、メンテナンス日
入館料一般:410円、高校・大学生:200円、中学生以下:無料
HPhttp://www.giw.pref.gunma.jp/

設計者

安藤忠雄建築研究所